大晦日ですね。2016年、長いお付き合いの方から今年初めてお目にかかった方まで、皆さまには大変お世話になりました。何とか今年も1年頑張ることが出来ました。色んなところで演奏させていただき、多くの方と音楽を共有できて幸せでした。

今年最大のトピックスはやはり結婚…じゃなくて(←してません!!)、自分のアルバムを出したことです。自主制作ではありますが、11月に発売した「O Viajente do Verao 〜夏の旅人〜」は、僕にとっては初めてきちんと「自分の音」を作品として残すことが出来たもので、ミュージシャンとしてひとつのマイルストーンになりました。

始まりは5月に初めて行った佐渡島(とても長閑で良いところでした)。たまたま宿で同室になったボサノヴァ・ギタリストの木村純さんに「アルバムって実際に作るとなると幾らぐらいかかるものですか?」と質問したのがきっかけでした。そのときの会話を着火点にあれよあれよと言う間に純さんのプロデュースでアルバムを出す話が決まり、11月の発売を目指して8月から10月までは全力疾走でした。レコーディングの日程を予約したときの武者震いというか、「ああ、俺は今ルビコンを渡ろうとしている…」という緊張感を未だにはっきりと覚えています。

レコーディングやミックスで伺うたびに色々と気を遣ってくださった自由が丘・「STAGE悠」の服部準子さん、僕の我儘なお願いの数々とリテイクの嵐(ホントすいません…)に延々付き合ってくださったエンジニアの滝口実さん、ジャケットのデザインやらプレス工場とのやり取りやら著作権周りの処理やらを一手に引き受けてくださった「Art on Music」の水野雄介さん、急に思いついてダメ元で打診したら「たまたま空いてたから」と夏風邪を押してレコーディングに参加してくださったドラムの服部正美さん、そして完璧なお膳立てを整えた後は「君の好きなようにやりなさい」と自由に作らせてくださった木村純さん…と多くの方にお力添えを頂いて完成したアルバムでした。おかげさまで紆余曲折ありつつも何とか予定通りに発売することができ、聴いてくださった方からの嬉しい反響を頂くにつれて「やっぱり作ってみて良かったなぁ…」としみじみ実感する年の瀬です。

そうそう、そんな出来たてほやほやのアルバムを引っ提げての南九州ツアーを敢行したのも今年の大きな思い出のひとつです。もともと父親の七回忌で11月に帰省することにはなっていたんですが、アルバムの制作が決まり、せっかくだからそれに合わせて地元でもライヴを…と思っていたら、ちょうど同時期にご自身の3枚目のアルバムを制作していたKarenさん(Vo./Gt.)が「わらわも宮崎へ行くぞ!!」(←淀殿風w)とのたまうので、最終的に「Wレコ発ライヴ」という形に。ここ数年毎年開催している地元公民館でのライヴも含め、5日間で5箇所のライヴと2本のFM番組に出演、北は宮崎県日向市から南は小学校の修学旅行以来だった鹿児島県鹿児島市まで、あちこちにお邪魔して演奏させていただきました。お世話になった各店の関係者の皆さん、共演していただいた多くのミュージシャンの皆さんも本当にありがとうございました。100人を超えるお客様にお越しいただいた公民館ライヴに、わざわざご自身の帰省のスケジュールを合わせてゲスト出演してくださった和田充弘さん(Trb.)の「What a Wonderful World」は圧巻だったな〜♪

長くなってきたのでこの辺で止めておきますが、この他にも多くの演奏機会があり(7月の毎年恒例の伊良部島サンセットライヴや、8月の新潟ツアー、9月の「VAMOSブラジる!?」などなど…)も楽しかったし、それぞれに良い時間を過ごすことが出来ました。まだまだ改善の余地は多々あるものの、表現者として一定の手応えを感じることが出来た1年でした。

もちろん僕の2016年も決して順風満帆ということははなくて、色々と手痛い失敗もしてきましたし、反省すべきこともたくさんありました。明らかに迷惑をかけたり、不愉快な思いをさせた自覚がある出来事ばかりでなく、無自覚に誰かを傷つけたり苛立たせたりしたこともそれなりにあっただろうと思います。それでもなお僕のことを気にかけてくれたり、手を差し伸べてくれたり、ときには僕の非を正してくれたりする人々が周囲にいてくれることを、改めて本当にありがたく思っています。

そんなこんなで、今年僕と関わりのあった全ての皆さんが、穏やかにそれぞれの新しい年を迎えることが出来ますように。
そして、来年もお互いに充実した楽しい一年になりますように…。

2016年12月31日 川満直哉 拝

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追伸:年賀状の作成はこれからです…(←えっ!?)